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報告:ハイキング部 部長 高橋信博
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今週は土・日・月と3連休となる。2週連続で山を歩いているので、今週もどこか近場でも行こうかな〜と思いながら掲示板を開いてみたら、中尾さんからの書き込みがあった。中尾さんは鹿沼市の「しなそば麺坊」店主であり、「岩と魚の眼の会」代表、「日本おまんた教」の狂祖様である。あふれる教養、ほとばしるオヤジギャグ、「下ネタ大魔王」の名をほしいままにする源流界の大御所である。 |
そういえば中尾さんにはお店の引越し以来お会いしていない。しなそば食べたいし、定休日は月曜だし、もしかしたらスケジュール空いてるかな、と早速土曜の朝電話をかけてみた。「おっいいよ、明日の夜呑んで泊まっていけば、月曜日に近くの山案内するよ!」と、急にもかかわらず気持ちよく歓迎してくれたのだった。
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中尾さんの店 「麺坊」
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翌日5時半過ぎに麺坊に到着、カウンターに座って生ビールを注文する。「裏メニュー」に舌鼓を打ちながら談笑していると、隣の席に常連らしい2人組が座った。注文や会話の内容から、どうやらタダ者ではない。ムムッ、彼らこそウワサに聞く「ラーメンマニア(オタク)」と呼ばれる人達ではないか。話しをしてみると川越近辺の有名店の名前もポンポン出てくる。業界用語(?)も教わる。トンビ(スープと麺のみ、具は入れない)、ムカチョー(化学調味料なし)、フムフムなるほど・・・幸せそうにラーメンを語る彼の表情は、アニメを語るいとーちゃん(※注1)に通ずるものがあると感じた。そういえばイワナを語る小林師匠も・・・あ、もしかしたらオレもそうか。我々の山釣り談義なんか、他人が聞いたら充分オタクの域に入るのだろう。 |
酔っぱらって食べられなくなる前に、しなそばを注文する。もうかなり酔っていたが、一気に完食、旨い!なんとも優しい、懐かしい味、お世辞抜きに旨かった。閉店後は中尾さんもカウンターに来て一緒に呑んだ。寝たのは12時頃だったかな・・・よく覚えてないけど。
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「しなそば」はマジ旨かったです |
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翌朝は中尾さんの案内で古賀志へ。ここは町から近いし公園も整備されていて、すでに車はビッシリ、ハイカーもぞろぞろ歩いている。先週の伊豆ヶ岳以上の「銀座」のようだ。 |
歩き始めると中尾さんは一般登山道からはずれ、右手の急な踏み跡を登りだした。古賀志には数多くのルートがあり、ここはあまり知られていないコースだという。いきなりの急登にゲップが出る。すき家で朝飯(納豆・シャケ・生卵・のり・漬物・味噌汁)を食べ過ぎたようだ。昨夜の酒も復活してきた。しかしまあまあ調子がよいのは、2週連続の効果だろう。 |
中尾さんオススメのルートを行く 岩場の手前で一休み
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やがて東稜見晴台直下の岩場に入る。中尾さんは極力クサリを使わないで登っていく。なるほど、と私も真似して練習練習っと、プチ・ボルダリングを楽しみながら登っていく。 |
岩場を登る中尾さん 気持ちの良い高度感
ハイ、がんばって〜!
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山頂はやはり中高年ハイカーの皆さんの憩いの場になっていた。東稜見晴台を出発すると、古賀志山頂には行かずに鞍掛山方面に向う。中尾根の分岐を見送り、次のピーク(だったかな?)から中尾根に取り付き、最後は長ぁ〜いクサリ場を下ってゴール。クサリ場では初心者のヨメに、下から的確なアドバイスをいただき安心して下ることができた。古賀志は景色もよく、様々なバリエーションで楽しむことができるすばらしい山であった。
下山後は近くの温泉で汗を流し、中尾さんを家まで送り帰路についた。
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東稜見晴台 古賀志山頂より眺望がいいらしい そろそろ行くかいっ! |
凍結でテカテカの下り スリップ注意 古賀志には多くのルートがある |
日光連山を望む 鞍掛山 次回はぜひ歩いてみたい |
今日は天気もサイコーでした パラグライダーがうじゃうじゃ飛んでいた |
パラグライダーを撮影中の中尾さん 長ぁ〜いクサリ場を下るとゴールも近い |
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「ラーメン美味しかったね〜、山登りはいいから、たまにラーメンだけ食べに来たいなぁ、鹿沼って以外に近いしね♪」
おいおい、誰が運転すると思ってんだぁ!?片道2時間を近いだなんて・・・でも、あのスープはちょっと・・・クセになりそうかな。 |
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注1)
千葉軍団所属。同じ職場で結成される軍団において、職場では上司として威張っているが、渓では下っ端としてコキ使われるという、現在の国会のような「ねじれ現象」を起こしている。
アニメオタクであり、もと引きこもりという華々しい(?)経歴を持つが、以外に足は強く「背負って歩けるヒッキー」などと呼ばれている。ガラの悪い千葉軍団においてアイドル的存在である。 |
名古屋コーチンを焼くいとーちゃん
(2006年 秩父 滝川にて) |
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