報告 菊地 顕一




せっかくお山に行ったのに、『肉離れ』でいくぶん消化不良であったスキー合宿も終わり、今週は憧れの「山頂ホルモン会」に新入隊員として初参加をする。今週こそ思いっきり遊び&食を満喫したい!
山で本格ホルモンを食しながらビールで乾杯!!考えただけでもゾクゾクブルブル・・・漏らしそうになる・・・。
当初、信隊長(ホルモン隊では隊長なのかな?)の連絡で、伊豆ヶ岳あたりを周遊するとのことであったが、山頂付近には雪があるらしくスパッツ・軽アイゼン等、持ってない方もいるので、日和田山〜物見山周遊のハイキングコースとなった。まあ、低山ハイクといったところで、肉離れのリハビリにはちょうどよいコースかもしれないな。
メンバーは「山頂ホルモン隊」のレギュラー陣(2009年 第1回山ホル隊 奥武蔵蕨山参照 )と私を含めた初参加数名の計10名の大所帯。前回を上回る参加人数だ。
今回はヒジョーに楽しくも美味しい、そんな「山頂ホルモン隊」の活動を余すことなくレポートしていこう。


曼珠沙華の里 日高市「巾着田」から今回の旅が始まる


駐車場から高麗川沿いの道を進み大通りへ


深瀬さんのクライミング教室が日和田の岩場で今日開かれているとの事前情報から、「ご挨拶していきませう!」とのことで大通りをそのまま突っ切り、高麗川左岸沿いの道を少し進み山へ入るものの岩場で深瀬さんの姿はなし。まだ駐車場で「こんなんでえ〜んかい(宴会)」って言いながら飲んでいるのかな?


2008年、渓美隊岩トレ(一応)で訪れた岩場  朝も早くからみなさんトレーニングしてます


天気は上々・・・しかし、な〜んかアヤシイ渓美隊の二人


岩場の上の坂を登ると尾根筋に出る そこは見晴らしの丘


見晴らしの丘からは巾着田が一望、川が蛇行してほんと巾着の形してらぁ

 
よんさんのお友達 真下くん(上)と吉野くん(下) 渓美隊と違ってみんなオシャレ


渓美隊はパタゴニアなんて買えねーっすよ・・・(涙)


金刀比羅神社の前 みんなで記念撮影


祠の横を通りすぎると日和田山の山頂まですぐ


日和田山山頂、まずは一つ目登頂


低山だけど侮れないね! 景色はスゴクいいよ♪


さあ、2峰目に向かって出発だ!


2峰目高指山山頂にそびえる電波塔 わざわざ寄りませんでしたけどね


駒高地区の茶店「ふじみや」 手前右手に公衆トイレあり


ふじみやから少し先を右手に入りふたたび登山道へ


日和田山〜高指山と順調に進み、いよいよお待ちかね物見山山頂での「山頂ホルモンパーリィー」が始まる。
おばちゃんハイカー達が「あら、まぁ、美味しそうだわぁー」と言って通り過ぎて行く。そりゃーそうでしょう!山でホルモン、しかもお店での味を持ってきているんですから♪
肉と野菜をもみダレでモミモミして、フライパンにどっさり投入!くぅ〜、早く食いてェ〜。
待っている間にビールを呑み、持参してきたワインも行っちゃいますかー。そろそろ肉が焼けたかな?う、うっめー!!ってな感じで、もう最高に幸せなひと時を過ごしました。


物見山山頂到着〜♪  さあ、お楽しみタイムだー!


さぁさぁ、他の皆さんに邪魔になrないところで早く始めましょ!


豪快にコンビニ袋の中でタレとホルモン・野菜をモミモミしちゃうよ〜!


ひたむきに肉を投入する、くりちゃんとそれを見守る妻まさこちゃん


見よ、この迫力!! こんないろんな種類のホルモンはそうそう食べられませんよぉ〜!


本職のよんさんが、プロの鋭い眼でホルモン出来上がりのタイミングを見極める


天気も上々、ビールも進んでキモチいいなぁ♪


肉と酒があり青空の下サイコーの気分で、このままここでずっと暮らしちゃいたいくらいだが、まだ先はある。後ろ髪を引かれつつ撤収をはじめる。杉林の斜面の、良く整備された道を進むとほどなくして北向地蔵に着く。当初は、ここから進路を左にとり、『ユガテ』を通り東吾野駅に至る予定であったが、時間もまだ早いので分岐を右に進み鎌北湖経由で行くことになった。信さんがよんさんに「鎌北湖方面に行くけどいい?」と言うと、よんさんが「オッケー!大丈夫っすよ!」と力強い言葉。
1時間半は遠回りになる・・・「第1回山ホル会の時はキツかったみたいだけど、あれからずいぶん歩いて鍛えているのかなぁ」と感心する。
鎌北湖へは下り基調で約20分で到着した。湖岸で竿を出すヘラ釣り師の姿を横目に進もうとすると、よんさんが「エッ!?」的な顔をしている。よんさはどうやら鎌北湖からバスにでも乗って巾着田まで帰ると勘違いしてたらしい。
湖岸道を進みながら、ふと振り返りよんさんの姿をみると、さっきまでとは違い鉛のシューズでも履いているような足取りだ。どうやらショックで完全に心が折れてしまったらしい。うんうん解るよその気持ち。オレも心が折れること、よくありますから・・・。


北向地蔵  今回の山行の無事を祈願する


意外と歴史好き?と思ったら、由来の下から2行目に興味のありそうな貝好さん



しばし休憩のあと、鎌北湖方面(手前右)へ進む


空缶・ゴミはもちろんのこと、恋人ポイしちゃだめでしょ〜


鎌北湖に到着 ここからのルートを確認する


よんさん(先頭)たちも到着 このあとよんさんの心を揺るがす衝撃の事実が!


鎌北湖のバックウォーター付近を歩く

鎌北湖バックウオーターの車道分岐を右に進み、ふたたび左の林道に入っていくと『エビガ坂』入り口に着く。ここから少々の登りだがよんさんは大丈夫だろうか・・・。
ゆっくり歩み始めると後方から楽しげな笑い声が・・・なんか『しりとり』で盛り上がっている。坂道のツラさを少しでも和らげるべく、『ギャンブルしりとり』をやっていたようだ。全然元気じゃん!安心、安心・・・。
十数分あるくとパッと目の前が開け『ユガテ 下』の看板があった。民家もある。ユガテとはどうやらこの一帯の集落のことを言うようだ。畑ではおじさんが農作業に精を出している。なんかのんびりとしてていいなぁ。


林道を進みエビガ坂入口に到着


ここから登りが始まる


登りきって一服休憩 眼下にはユガテの集落がある


「You Got It!」 外人でも住んでいるところかと思ってた・・・。


ほんとにのどかな集落  11代300年続いている民家もあるんだそうです


さー、あともうちょい! 東吾野駅までがんばりましょー!


ユガテからは古道飛脚道を行く、よく整備された道で坂には間伐材で階段が作られていたりして、小さな子供連れの家族でもハイキングに来れそうだ。スイスイと進んで行き、道は福徳寺の境内にぶつかる。そのまま高麗川の支沢を左に進んで行くと国道299号に出て東吾野駅に到着する。
「お疲れさまー!」と握手を交わし、地図であらためてコースをたどってみると14〜15kmは歩いている。肉離れのリハビリにしては案外ガッツリと歩いちゃったかな?
東吾野駅から西武線に乗って高麗駅へ、最後のアスファルト歩きで車止めの巾着田へ再び戻ってきた。


虎秀やまめクラブさんが整備をした「古道飛脚道」を行く


東吾野駅に到着


ゴ〜〜〜ル!! やりましたぁ♪


案外疲れたかも!?


さー、電車に乗って帰りましょ!! 



高麗駅前にそびえ立つトーテムポール

第2回の山頂ホルモン会も、みなケガもなく無事終了。いやー、楽しかった。個人的にはこれからすべての山行を「山ホル会」にしちゃってもいいくらいだ。
第3回、第4回と、これからどんどん会員が増えてくることだろう・・・。あっ、人数が増えて、いつもホルモン持ってきてもらってたら、よんさんのお店(北坂戸 ホルモン屋)商売あがったりになっちゃうか!

でも、次回の「山頂ホルモン会」いつ開催されるのかな?楽しみだなぁ〜♪