報告 高橋信博


釣りシーズンも終わり、「悪天大王」こと佐藤と谷川岳に向かった。
厳剛新道でマチガ沢沿いにキノコ散策をしながら紅葉登山を楽しむ予定であったが、朝には止むはずの雨は一向に止む気配がない。仕方なくロープウェイを利用して天神平から山頂を目指す。可愛いナラタケを見つけては袋に入れながら、熊穴沢非難小屋に到着。
この先は森林限界となるが、雨のため展望ゼロ。だが。さすが紅葉時期の百名山。こんな天気なのに人はウジャウジャいるのだ。
山頂に着く頃には雨も上がるだろうと、ロープにしがみ付くオバチャン達の横の岩場を半ば強引に攀じ登って先を急ぐ。


天気予報は見事に外れ、雨の中を出発


ナラタケ発見! マチガ沢コースならバンバンだったろうな〜



熊穴沢非難小屋 この辺りが森林限界となる


途中ロープやクサリが何箇所かある

やがて肩ノ広場に到着。晴れていれば素晴らしい景色だろうが、相変わらず展望ゼロ。トマの耳、オキの耳と初めて谷川岳の山頂を踏むが、展望ゼロでとくに感動はナシ。記念撮影を済ませ、一ノ倉岳を目指す。ここからはほぼ貸切状態で静かな山歩きとなる。
「ノゾキ」からは一ノ倉沢の駐車場も見えるらしいが、もちろん今日は何も見えない。
天気は益々荒れ、横殴りの雨に時折突風。晴れ予報なのにどうなってんだ〜?
一ノ倉岳山頂に到着すると、たまらず避難小屋に避難。昼食をとりコーヒーを飲み終わる頃、ようやく雨が上がった。


肩ノ小屋


「王様の耳はトマの耳〜っ!」


オキの耳に向かう


谷川岳山頂(オキの耳)


雨の中「ノゾキ」から写真を撮ってみるが、もちろん何も見えない


岩が濡れてツルツル滑るので慎重に下る


一ノ倉岳山頂にある避難小屋

下山は西黒尾根を下りようと思っていたが、クサリ場の連続らしく、岩も濡れているため、来た道をロープウェイ駅まで下りることにする。肩ノ小屋を過ぎると、今までガスに覆われていた視界が徐々に開けてきた。天狗の腰掛岩につく頃にはすっかりピーカンになってしまった。悪天大王佐藤、恐るべし!

「え〜、その件に関しましては、返す言葉もございません!」(佐藤談)


あれ?なんだかガスが・・・


晴れてきたぞ・・・


なんてこった!


恐るべし、悪天大王!

まーともかく百名山・谷川岳登山は無事終わった。
これで100分の7名山、百名山制覇まであと93山・・・