報告 OMT




今年も七峰縦走に参加してきました。
今回は3月に起きた東日本大震災の影響で開催が心配されたのですが、震災のチャリティー大会という事で開催が行われました。
この大会は渓美隊が数年前から出場している大会で、今年の出場者は去年の残りを完歩するために栃木から石川さんファミリー(石川さんの息子のタケポンは、去年1日で完歩したのだが、今年は付き添いで出場)。去年は出場を頑なに拒んだ佐藤君、(今年も出場を拒んでいたのだが出場することに!) ケンさんも出場を予定していたのだったが、東日本大震災の影響で仕事が忙しく不参加。 それと去年も出場し一応完歩したのだが罰として出場出場することになった自分、(理由は去年の七峰レポートを見てください)のメンバーーだ。
大会前日、高橋隊長が山に肉を持ち込みご馳走になったことのある寄居のホルモン屋さんで前夜祭が開かれた。
こちらの参加メンバーは大会出場メンバーのほかに、去年一日完歩した高橋隊長、まにちゃん、千葉から庄司くん、伊東ちゃんが参加となった。
去年の前夜祭で失敗をやらかした自分は、今年はあまり飲みすぎないように気を付けようと心に決めていたのだが、いざ飲み会が始まると、渓美隊の宴会力に引き込まれ、周りの楽しい雰囲気にのみこまれ、酒の弱い自分はスッカリ出来上がってしまっていたのである。
いつ飲み会が終わったのか良く覚えてないのだが、(みんな店のおばさんが翌日の心配をするほど飲んだようですが・・・)よせば良いのにその後にもう一軒、佐藤君、石川さんと飲みに行ってしまったのだ。
店も終わり、車に戻り朝に備えて寝ていたのだが、どーも気分が悪くなり今年もやらかしてしまったのだ。(車の後ろでゲ○リしちゃいました)
朝、佐藤君が車をノックする音で目を覚ますと体調は二日酔いで最悪の状態だったが、「まあ去年よりはまだマシかな。」と、この時は思っていた。
仕度を整え石川さんファミリーに挨拶に行くと、石川さんも少し昨夜の酒が残っているとの事で、今日一日完歩を目指す佐藤君と自分は一足先に受付地点に向かった。
電車に揺られたおかげでまた気分が悪くなり、受付地点の小川駅に着いた途端にトイレに駆け込む始末であった。


寄居、伝説の名店「市川ホルモン」


OMちゃん、ホルモンを焼き焼き、ガンガン飛ばします




「また今年もやっちまった・・・」と東上線の中で  後悔先に立たず


受付を済ませて今年は石尊山手前の渋滞を避けるために東武竹沢駅からのルートが出来たそうなので、今回はそちらからスタートすることにした。
歩き始めてしばらく行くと官ノ倉山手前で渋滞にはまるが、それ程時間も取られずに官ノ倉山のチェックポイントを通過することが出来た。天気も良く順調に次の笠山チェックポイントも通過したのだが、このあたりからヒザの後ろが痛くなり、少しずつ佐藤君との距離が離れはじめ、堂平チェックポイントの手前の登りに差しかかった時には太モモも上がらなくなり、少し登っては休みを繰り返し、やっとの思いで堂平山チェックポイントに着いたときには、手までもしびれ始めすっかりバテバテの状態になってしまったのだ。
ここで休憩を取り昼食を食べながら「これがシャリバテってやつかー」と気付いたのだ。
1日完歩を目指す佐藤君の足をこれ以上引っ張るわけにもいかず、すっかり心も折れてしまった自分は完歩をあきらめ、ここからは佐藤君には先に行ってもらう事にした。
別れた後、その場に残った自分はまだ腹が落ち着かず、そこで売っていたワッフルやらフランクフルトを食べあさり、少し休んでからバス停にでも行こうかと考えていた。
「あ〜あ、また来年も来なくちゃかぁ〜、まあ来年はケンさんも出るだろうからまあいいかぁ〜。」
などと思いながら地図を見てバス停を探していたら、結局バス停に行くにしても1時間近く歩かなければならない事に気づき、どうせ歩くのなら来年の為に少しでも先に進んでおこうと思い、重い腰を上げまた歩き始めた。
歩き始めてしばらくすると手のしびれも無くなり、ヒザの痛みも痛み止めを飲んだおかげで少し良くなり、なんとか歩けるようになってきた。
しばらく進み定峰峠を通過する時には、バスの誘惑に負けそうになりながらもなんとか先に進み、大霧山チェックポイントまで進むことができた。
地図を見てみると、ここのチェックポイントで全コースの半分ちょい(25.4km)の距離を歩いたことになり、それに気を良くした自分はガゼンやる気になり次のチェックポイントをめざし歩き始めたのだが、粥新田峠を通過するときに問題が起きた。そこに居た大会スタッフの人に「時間制限の為ここからは近くのバス停のほうに行ってください。」と誘導されてしまったのだ。時計を見てみると丁度いま制限時間になったばかりだった。
地図をみてみると次の二本木峠からでもバス停にいけるようなので、とりあえずそちらまで向かわせてもらうことにした。その区間を時間制限内に通過することを試み、飛ばして歩くことにした。途中、秩父高原牧場があり喉から手が出るほどソフトクリームが食べたかったが我慢し(名残惜しくて次の休日に食べにいっちゃいました)飛ばした甲斐あって二本木峠に着いたときには制限時間の10分前だった。これでナントかまた次のチェックポイントまで向かえることになった!
とは言ってもゴールまではあと3時間と地図に書いてあり、やはり飛ばさなければゴールの制限時間には間に合わない。そこからは自分で自分を励まし(念仏を唱えるように独り言の連発)ゴール手前の2つのチェックポイントもなんとか時間ギリギリで通過し、ゴール会場の鉢形城歴史館に着いたのが制限時間をちょっと過ぎた6時35分だった。


参加者は年々増え続けているらしい  毎年ものすごい人だ!


さぁ、ハリキッて歩いていこー!


体内にはまだ溢れんばかりのアルコールが残っている  大丈夫かOMちゃん


シャ、シャリバテでもう一歩も足が前に進みません・・・


それでも気合で大霧山チェックポイント通過


死ぬほど
食べたかった秩父高原牧場のソフトクリーム(OMちゃん妄想画像)


やった、ゴールが見えたよー


なんとか1日で完歩できました〜  来年はケンさん頑張ってください!
なんとか1日完歩で記念品の帽子をゲットし、トボトボと車に向かい歩いて行くと駐車場からちょうど佐藤君の車が出てきたのでビックリ(もうとっくに帰っていると思っていたので・・・)
近づいて話を聞いてみたら、さすがの佐藤君も長い距離に嫌気がさしたようでペースが上がらずゴールしたのが6時30分近くだったそうだ。
石川さんからもメールが来ており無事去年の残りを完歩したとのことでした!
これで今年も参加された皆さんが全員無事完歩ということで、来年の七峰は今年参加出来なかったケンさんにバトンをお渡しします(笑)。
もちろん前夜祭は懲りずにまた参加させていただきますけど!