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報告 高橋信博
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「シャザーンって知ってる?」
「キャシャーンなら知ってますよ!」
「それは新造人間だろ!大魔王だよ、大魔王シャザーン!」
「チャラ〜ンなら知ってますよ!」
「そ・れ・は・コンペイちゃん!」
年代のギャップからまるで噛み合わない会話で始まった今回の日帰り登山。
中禅寺湖の駐車場から社山(シャザン)を目指す。
車中で軽く一杯のつもりが夜中の3時半まで呑んでしまった。6時半に佐藤にタタキ起こされ、ダラダラと準備して出発。喋りに夢中になってゲートの先の車道を直進してしまい、気付いた時には約20分のラッセル損。引き返して湖岸道に戻ると、民宿のある狸窪までは除雪がされており快適な道だったが。が、ここからはまさかのトレースなし。ワカンを装着し再出発。やがて社山への分岐である阿世潟に到着。阿世潟峠に向かう樹林帯はさらに積雪が増し、交代でラッセルしながら登る。
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右前方の三角形の山が目指す社山 湖岸道歩きが長くて飽きた
中央やや左が昨年登った日光白根山
狸窪から山頂まで、まさかのトレースなし
阿世潟峠 とりあえずラッセル終了
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稜線に出ると雪は飛ばされており、ここでワカンを外す。右手には中禅寺湖と男体山、左手には足尾の山々が美しい。悪天大王(佐藤)がいるとは思えないような絶景だ。高度を上げるに従い凍結箇所が現れ、アイゼンを装着。ヤセ尾根からこれから登る小ピークを見上げると、20頭ほどの鹿の群れが次々と稜線を横切っていった。
もうじき山頂かな〜と思っていたら、再びまさかのラッセル。しかも次々と小ピークが現れ、なかなか山頂に着かない。最後は太腿までのラッセルで、ようやく山頂に到着した。
コーヒーを飲みながら、しばし景色を楽しむ。
「佐藤、下りたらあったかいうどんでも食わねぇ?」
「いいですね〜、うどんと温泉で決まりですね!」
今度来る時は、一泊で社山から黒檜岳縦走なんてのもいいな〜。
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これから歩く稜線と目指す社山 結構登りがいがありそう
稜線を横切る20頭ほどの鹿の群れ
眼下に中禅寺湖、左手には男体山
いい感じだね〜
ラッセルの末ようやく山頂着 コーヒーで乾杯!
この景色!いや〜来てよかった♪
「あったかいうどん」を目指して下山開始! |
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