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報告 尾亦 幸生
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【黒檜山〜駒ヶ岳編】
ある日の夜、隊長から1通のメールが届いた。
この時期冬山をやらない自分は、渓美隊のみんなとは疎遠がちになってしまうのだが、スキーの時に「今度赤城山でも行かない?」と誘われていたのだ。
いよいよ自分も雪山デビューとなる。 |
赤城山は自分の家から1時間程の距離なので、冬にワカサギ釣りでちょくちょく行くのだが、雪山登山では行った事はない。とくに今年は原発の影響でセシウムが基準値を超えている状態が続いており、釣りでさえ赤城山には行っていなかった。
震災から1年以上経つが、震災前と同じ状態に戻るにはあとどれだけ時間が掛かるのだろうか?小さな子供を持つ親としては非常に心配になるところだ。また、被災地や被災された方々の苦労は本当に大変なものだと思います。 |
登山前夜、「軽く一杯呑みましょう!」と隊長に家に来てもらったのだが、いくらも呑まないうちに気分が悪くなってしまった。トイレから戻ると隊長が、「おまちゃんもしかして吐いた?顔青いけど(笑)」格好悪いのでバレナイようにしたつもりだったが、顔色ですっかりバレていた(恥)。 |
翌朝登山道入口に着くと、すでに数台の車が止められていた。
しばらく登って行くと雪が固くなり、そこからは隊長に借りた6本爪アイゼンを初めて装着し、気分は盛り上がる!全面凍結した大沼を眺めたり、普段味わったことのない雰囲気を楽しみながら黒檜山山頂にたどり着いた。
あいにくの天気で景色は見られなかったが、コーヒーを飲みながら雪山の雰囲気を十分に楽しんだ。帰りはそこから駒ヶ岳経由で下山した。
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前夜祭にて この後はもちろんお約束のソソウでした
初めての雪山登山スタート!
大沼にはテント ワカサギの汚染調査の為の特別解禁だそうです
赤城主峰黒檜山登頂!
続いて駒ヶ岳
ちょっと雪山にハマりそうな予感・・・
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【地蔵岳編】
後日掲示板で隊長にお礼すると、酒田のじっちゃんから「赤城は黒檜山をやったら地蔵岳もやらないと!」と書き込みがあった。
へぇ〜そうなんだ。じゃあ「じっちゃん今度よろしくお願いします。」と返事をした。こうして雪山第二弾が決定したのだった。
前回は隊長にアイゼンを借りたのだが、今回は自分のアイゼンを買ってきた。買ったら早く使ってみたくなり、その日が待ち遠しくなる(笑) |
当日の朝はあいにく雨が降っていた。
じっちゃんに家まで来てもらい赤城山に向かったのだが、麓から雨は雪に変わり地蔵岳の登山口に着いた時にはかなり雪が積もっていた。おまけに今回はまだ誰も登っておらず、登山道には新雪が積もっていた。
早速仕度を済ませじっちゃんはスノーシューで、自分はじっちゃんの後をツボ足で登り始めたのだが、思ってた以上に足が埋まってしまい、昔上州屋で買ったカンジキを装着する。安物のカンジキでもあるとないでは全然違うもので、大分歩きやすくなった。(ヤバイ、今度はもうちょっと良いカンジキが欲しくなってしまった(困)) |
自分達の他に足跡もなく、雪も程良い感じに降っており、風もなく静かな雰囲気を楽しみながらゆっくりと登って行く。
外れたカンジキを直していると、後ろから一組の夫婦らしき2人が登ってきた。挨拶を交わして先を譲り、足元を見ると2人は靴には何も付けておらず、おまけに靴は長靴の入口がゴムで閉まったタイプのやつだったのはビックリした。すぐに追いつくと思っていたらこの2人、見たとこ50歳位だがとんでもなかった。
ダンナの方は腰まで埋まりながらも、ものスゴイ速さで行ってしまったのだ。奥さんも少し遅れながらもコレまた行ってしまった。体力の無さを反省しながら再び頂上を目指す。のんびりモードで(反省してねーじゃねーか!)新雪を楽しみながら頂上にたどり着く。
頂上には5、6台の電波塔があり自分の家からも見えるのだが、1台か2台位だと思っていたのでこんなにあるとは思っていなかった。
帰りも再び朝と同じコースを戻り(地蔵岳には他にも何本か登山道があるらしいです)、赤城山の雪山第二弾も無事終了したのであった。
これからは冬の体力作りに雪山は外せないなー。何より気持ち良いし!!
あっ、買ったアイゼン使ってないじゃん(泣)
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後日じっちゃんと地蔵岳へ
今回は降雪後のためラッセルとなる
雪山にハマったみたい 来期は道具揃えるゾ!
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