報告 庄司 智



2009年の女峰山敗退から丸4年、いつか女峰のピークに立ちたい、いや立たなければ何かすっきりしないモノが自分の中にいつまでもいるような気がしてならなかった…。そんなモヤモヤを解消するべき、今年の年末は是非とも女峰山へと石川さん、高橋隊長を口説き落とし、準備へを入った。
今回は絶対に負けられない、そう「負けられない戦い」がそこにはあった。
もう雪山で小さくなったなんて誰にも言わせないぞと心を奮い立たせ、仮想「女峰山」と称して男体山の古の廃道を辿る山行も石川さんと共に行った。
あとは装備、いつもは大量に酒を用意して、つまみもガッツリ持って行き結局途中でバテてしまいテン場までしかたどり着けずに宴会だけに参加するだけになっていたので、酒、つまみの量は極力減らし、個人装備に関しても極力減らせるモノは減らしパッキングを行った、結果…正直こんなに軽くて大丈夫なのだろうか??何か忘れてるモノは無いか??
など相当不安になるまで軽量化する事に成功した!!

今回は準備もバッチリ、不安要素といえば「天気」だけである…なんと言っても渓美隊一の雨男がいるからだ。そして、この不安要素がバッチリ的中してしまう。クリスマスから年末にかけ、低気圧が広く日本列島を被い猛烈な寒波に襲われた。もれなく奥日光方面も相当の積雪に見舞われたようだった。

現地、石川さんと連絡をとり状況を聞くと、日光方面はいろは坂下、清滝付近でもかなりの積雪があり、男体山、女峰山共に真っ白になっているとのこと、この状況だと山頂の方ではでは雪の量も多く、ラッセル訓練するようになるだろう、と言うかラッセルで行動時間一杯になって山頂は踏めないだろうとの事だった…。
ラッセル訓練して、行ける所まで行き雪だるまになって宴会するってのもありなのかなぁ〜なんて思っていた矢先に、庄野さんから隊長へあま〜い誘惑が「29日に富士山、宝永山辺りを散策して、夜は河口湖の別荘で忘年会しませんか??」
準備も済ませ、いざ女峰へなんて気になっていたのでそんな甘い誘惑には負けないぞと思いながらも、別荘で忘年会なんて言葉を聞いてしまっては…。
メンバー全員と連絡を取り合うと、日光方面の状況が状況なだけに女峰リベンジが厳しいとの判断で全員一致で宝永山&別荘忘年会プランへと変更になった。
歩く距離も短くなったし、忘年会がメインのイベントならと、隊長より「前夜祭」を執り行なうとのお達しがあり、渋谷の駅前には似つかわしくないデカイザックを背負ったげんちゃんをピックアップし一路集合場所の水ヶ塚駐車場へ行くことになった。

10時半頃隊長、さトゥー君と無事合流し、「前夜祭」に突入する!!
明日の事もあるし、今夜は軽めにね〜なんて言いながら…車の中でおでんを作り、ビールにワインなんて飲んでると、車がグラグラと揺れ始めた、一瞬酔いが回ったかと思ったら、タカさんが車を揺らしていた。
庄野さん、タカさんとも入山祝いの乾杯をし前夜祭はついに、朝の4時まで続くことになる…。


車内前夜祭は朝4時まで続いた・・・

翌朝、6時半さトゥー君の「起きろー!!」の声で起こされる。外の気温はマイナス15℃…。
庄野さんはもうすでに着替えている、げんちゃんは起こしても起きない、オレもまだ酔っているので行動を中々開始出来ない。まだ眠い身体にムチ打って、渋々着替え始め、げんちゃんも車のドアを全開にして無理やり起こし、行動開始し午前8時出発!!
時間的にも宝永山登頂は難しいとの事から、目標を第一火口付近とした。


なかなか起きられませ〜ん


今夜の宴会の都合上、目標は宝永河口まで










目的地の2,352m峰  みんなで記念のマニポーズ


さて下山して宴会しますか

下山後はおまちかね、別荘での「大忘年会」に突入!!

今夜はみんなほとんど寝てないし、山登って疲れているから早寝かもね〜なんて話しながらも、登攀力より宴会力とばかりに深夜の12時過ぎまで宴は続いた…。


なんとあの庄野真代さんの別荘です!


宴会開始!


釣ってきた太刀魚を焼くげんちゃん


鍋制作中のさトゥー君


フチ子水着撮影会  ん〜ナイスですねっ♪


撃沈1


撃沈2


仲良く撃沈・・・


そして復活


2013年を締めくくる、楽しい山行・忘年会でした♪