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報告 ゲン
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「うわぁー、またきたよっ!」
「まいったなぁ、どこに転戦しようか??」
もういやだ。この会話、今年になって何回くりかえしたことだろう。2泊や3泊のウキウキな沢旅を計画するたびに、低気圧だ梅雨前線だ台風だと呼んでもいないイヤなやつらが忍び寄ってきて、計画はパー。今年はいったいどうなっちゃってるんだ?おこないが悪いのはどこのどいつだ?
しかも、すでに9月もなかば。仕事の都合で、自分にとっては次の山行が沢に入る今年最後のチャンスなんだ。こんどこそ、気持ちよく沢を楽しみたい!いや、たまりにたまった鬱憤をスカッとぶっ飛ばさないことには、シーズンオフを迎えることができんのだ! |
当然、行き先えらびには気合いが入っていた。今回は参加できる隊員が少なく、ノブさん(高橋隊長)と自分の2名。相談の結果、めずらしく小パーティーだからなるべく長くて沢をしっかり歩けるルートがよいなと、沢絡みで北岳まで登ってしまおうというルートに決定。
野呂川でヤマトイワナと遊んだ次の日に北岳山頂に立つなんて、最高だろうな〜。などと妄想をふくらませていたのも束の間・・・やっぱりあいつがやって来た。またもや感じの悪い低気圧だ。天気図を見ては気をもむ数日が過ぎたが、稜線では雪になるという予報がでるにおよんで、北岳計画はあえなくチャラになってしまった。 |
あ〜あ。ま、落ち込んでもしょうがないか。すっかり打たれ強くなってしまった我々。天気のもちそうなエリアを物色し始めた。そこでふと思い出したのが、奥只見・恋ノ岐川だ。銀山湖のバックウォーター近くから池ノ岳まで詰め上げ、長い長い登山道を降りて下山するというこのルート、沢登りのド定番コースなのもあって個人的には何度も計画したことがあるのだが、天気に恵まれず毎回中止になっていた。もしかしたら、今回はちょうどいいタイミングかもしれない。にわかに気持ちが盛り上がってきたぞ!
さっそくノブさんに話を振り込むと、ノリノリで食いついてくれた!北岳の別ルートを予定していたという庄野さん・タカさんのコンビも加わって、やっと計画がかたまったのは出発前夜のことだった。 |
いよいよ当日、下山口の鷹ノ巣に車を1台デポして入渓場所の恋ノ岐橋に到着。3連休とあって車の数も多い。
「距離が長いしテン場も少ないから、明日は早出だよ!軽くやって寝よう」と宣言してはみたものの、「カンパ〜イ」のあとはやっぱり1杯が2杯・2杯が3杯・・・とエンドレス。
しかも、こんな時にホルモンなど炒めはじめる悪いやつがいるから、本当にこまります。
ハッと気がつけばもう明るくなりはじめ、隣では十数人の大パーティーが準備をしている。たいへんだ。あんまりのんびりしていると、予定のオホコ沢出合まで届かないぞ。まだ若干酔っている気もするが、のんびりしてはいられないと慌てて準備を済ます。
朝7時、さあ、元気よく千鳥足で出発だ! |
歩きはじめは、しばらく踏み跡をたどる。清水沢あたりまでつながってるということだが、ものすごく気持ちのよさそうな沢床に誘われ早々に水線遡行に切り替える。水は思ったほど冷たくないし、この時期は平水なら腰以上に浸かる場所はないようだ。天気も上々で沢を歩くには最高の日和。こんなに気分よく沢を歩けるのはひさしぶりだなぁ、とみんな盛り上がりながら歩いて行く。 |
それにしても、なんてやさしい雰囲気の沢なんだろう。ずーっとつづく岩盤に、水が穏やかに流れている。気分よくどんどん進んでいくと、美渓の名にたがわず、次から次へときれいな滑滝があらわれる。数限りなく続くと思えるほどだが、困難な場所はなくペースよく越えていける。たまにきわどそうに見える壁でも、ヘツッて行くとなぜか欲しいところにホールドやスタンスがあるのが不思議。まったくもって快適そのもので、文句のつけようがない。顔がニヤけてしまうのを、どうやっても抑えきれないほどだ。後ろに続くメンバーも皆同じらしく、最高に楽しそう。
ああー、沢やっててよかったなぁ! |
さすがに、これほどよい沢だけあって人は多く、他パーティーに追いついたり抜かれたりの銀座状態が続く。いつもならテンションが下がってしまうところだが、ここまで環境がいいとまったく気にならない。半日歩いた頃には、今シーズンの鬱憤だの仕事のストレスだの我が身の穢れ(?)だのがすっかり洗い流されたような気分。口は半開きでヨダレが垂れ、表情はボンヤリしてくる始末・・・。
するとそのとき、毒気を抜かれてフニャフニャになっている僕らに素早いペースで近づいてくるパーティーが!!予定しているオホコ沢出合はあと1kmほどだが、そこには小さなテン場がいくつかあるだけらしい。そして、すでに少なくとも3パーティーが先行している。我に返ったノブさんと自分は一気にエンジン全開。テン場確保に急ぐことにした。 |
後ろから来るのは若い2人パーティー。ザックは小さく(うらやましい・・・)、足取り軽いぞ。
こちらも負けじと、風のように(注:イメージです)とばす。
しかし、デカザックが重くのしかかり(うらめしい・・・)だんだんと差を詰められてきた。
しばらくしたら追いつかれちゃうな、と思いながらさしかかったのは、ツルリとした大釜をもつ小滝だ。ここで判断を誤れば、一気に逆転されてしまうだろう。自分が選んだのは左壁。ヘツリながら近づいてみると落ち口の手前がきわどそうだ。これはヤバイ!
躊躇していると、スッと前へ出て取りつくノブさん。小さなホールドを拾って見事クリア!迷わず右壁へまわった彼らは手間取ってしまったらしい。残念ながらここで離れてしまった。 |
程なくオホコ沢出合に着き、テン場をチェック。あらら残念、ダッシュのかいなく、すべてキープされていた。しかし、そのひとつには見覚えあるスタイルでブルーシートが張ってある。どうやら知らぬ仲ではなさそうなパーティーだ。手前の通路部分でなんとか寝れそうなのでここを仮予約し、さらに上流へ1人で偵察に出ることにした。
しばらく遡ってみても、ごく小さなテン場しか見当たらない。しかし、仮予約テン場の主に追いついたので事情を話し、同宿を快諾いただいた。
戻る途中ではさっきの2人と遭遇。「なかなかちょうどいいとこないっすね〜」と笑いながら、元気に上流へ向かっていった。若いって素晴らしい。 |
さて、宿も決まって一安心。庄野さん・タカさんも上がってきたから、すみやかに宴会突入だ。
銀座状態で釣りどころではないので、残念ながらイワナはなし。でも、今回はみんな特に気合いが入っていて、やたらと豪華で美味いツマミばっかりだ。「おやつは500円まで!」と決められても、こっそりいろいろ持ってきちゃう遠足の子供と同じ。ごく一部を紹介すると・・・
庄野さんのできたてポップコーンや生野菜+自家製味噌。沢で生野菜をかじるって、超贅沢!
タカさんは今夜もホルモン。もー間違いのないうまさ!
ノブさんのサムギョプサル。豚バラをカリッと焼き、コチュジャン・生ニンニク・エゴマの葉(ここ大事)とともにサンチュでクルリと巻いて食す。これ絶品!いうことなし!
自分は出張ついでに京都で仕入れてきた加茂茄子など。重かったけど美味かった!
ほかにも覚えきれないほどツマミ乱発で、幸せな夜となった。
途中からは経験豊富なお隣パーティーとも盛り上がる。山の話・釣りの話・○○の話・○○○の話・○○○○の話・・・と話題はとめどない。明るいうちから呑み始めたのに、もう少しで午前様になるとことだった。あぶないあぶない。
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いつものように朝方まで呑んでしまったが、元気に出発!
思ったより悪い踏み跡 この先で沢におりた
いよいよ恋ノ岐の遡行が始まる
ゴルジュをへつる
よく写真で見る滝
タカさんドボンの瞬間を庄野さんが激写!
ここはジャンプで越える 再び激写を狙うエロい庄野さん
登れる滝が次々と現れ楽しい遡行
渓相も抜群によい さすが人気の沢
オホコ沢出合のテン場 某雑誌取材パーティーに同居させていただく
初日のカンパイ!
庄野さんの自家製味噌で谷中しょうがをいただく
サムギョプサル制作中
肉もバンバン出てきます
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2日目
オホコ沢より下流にとまったパーティーも多かったようで、早朝から次々と遡行者が通る。賑やかな声に煽られつつ、朝っぱらからジュージューと生姜焼きなど作って元気に朝ごはん。もちろん弁当作りも同時進行だ。8時半、いつも通りのスローな出発となった。
天気は今朝も上々。普段ならどうということもないが、今年の沢ではなんだかとっても素晴らしいことのように感じてしまう。ありがたやありがたや。今日の予定は、恋ノ岐川の源頭・池ノ岳までの詰めあがり。7時間近くかかる行程だ。午後からは曇りか雨という予報がでている。できれば青空を見ながら詰めたいものだが、はたして天気はもつのだろうか?
メンバーの日頃のおこない(?)が試されるところだ。
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オホコ沢から上流エリアは、どんな渓相かといえば・・・。
沢を分けて水量も減り、さらに穏やかになった美しい沢にこれまた気持ちの良い滑滝がこれでもかっ!と続いている。姿といいサイズといい、なんというか、めちゃくちゃ腕のいい庭師がたっぷり時間をかけて作ったのではないかというような滝ばかりなのだ。しかも、基本的にどこでもスタスタ歩けてしまうので、ほとんど手を使うことすらない。さすがにこれだけちょうどよい滝ばかりが続くと飽きてくるというか、多少難しいところも欲しくなってしまうが、恋ノ岐は今日もあくまで上品に僕らを癒しまくる。
と、まあ、この恋ノ岐川、キツイだの悪いだの言ってケナシたりボヤイたりできるところがひとつもないので、文章的にぜんぜんシマリがなくなってしまう。
「気持ち良すぎてバカになりそうじゃねーかっ!」
入渓前から充分バカな男が無理やり逆切れしても、説得力ゼロだしねぇ。 |
あ、そうだ、思い出した。ひとつだけあった。イワナですよ、イワナ。
渓美隊たるもの、どんな流れにだって毛鉤を飛ばし、山の恵みをすこしいただいて乾杯、といきたいところなのだが、この時期のこの沢ではそりゃ無理な相談。時間をずらして入っている釣り目的のパーティーは数匹ずつ確保していたが、遡行をメインにしていると釣りどころではない。なにしろ次から次へと人が遡ってくるものだから、のんびり竿など振りはじめてもすぐに後ろに5人くらい渋滞し、
「釣れますかぁ?」
「これだけ混んでちゃだめですねぇ」
「ですよねぇ。じゃ、お先行かせてもらいますね」
などと間抜けな会話をするはめになってしまうのだ。この連休だけでも、40人以上が遡行しているみたいだし、どうやっても釣りになんかなりゃしない。しかし、ダメだとわかっていてもついつい竿を出してしまうのが釣人のサガというやつでしょう。案の定、我がパーティーにもいました、そんな人。この状況じゃどんな名人でも釣れるわけありませんって、たかはしたいちょ○!(名誉のため、一文字のみ伏字)
ちなみに今回の遡行で目にしたイワナは、たったの1匹!しかも、「淵を泳いでた」とか「サッと走って岩陰に隠れた」とかではない。
なんとその尺イワナ、遡行者全員が必ずまたぐ溝の中で寝てたんですよ、横になって。溝っていったって、水深わずか40センチほどなので上から丸見え。これは、あきらかにフテ寝というやつだ。
「まったく、落ち着かねーったらありゃしねー。お前らみたいなのに次から次へとザブザブ歩いてこられちゃ、面倒くさくっていちいち隠れてなんかいられねーんだよ!それによ、あれだろ、最近は山ガールってのがいて、山ん中でもスカートはいて歩いてるっていうじゃねーか?ここで寝てりゃーお目にかかれるんじゃないかと思ってよ〜」
あのね、イワナ君、山スカさんは沢にはこないんだよ。 |
さてさて、美しすぎる沢にすっかり癒され疲れてしまった(変な日本語だ)ころ、ようやく50mの大滝にたどり着いた。50mとはいっても数段に分かれているし、今までと同じく歩きやすいが、最上段はやや角度があり所々ヌルがついているので慎重に超えていく。滝を見下ろしながらのマニポーズをかましたりしちゃいましたが。
大滝を超えると、水量はさらに減って細い溝状の流れに。この沢は細くなっても基本的に岩盤がつづくので、歩きやすくて快適だ。両岸のネマガリがかぶってくると、少し角度がきつくなり水はチョロチョロ程度になる。突然現れたタコ壺みたいな穴におどろいたりしながら、どんどん高度を稼いでいく。少しずつ気温も下がってきたし、稜線は近いだろう。
天気予報に反してガスもかかってこない。どうやらみんな、おこないは良いらしい。小滝をのぼって見晴らしの良い場所からふりかえると、緩やかな緑の斜面が下流へとつながっているのが見える。遡ってきた沢を見下ろすのって、なんとも気持ちがよいですよね。 |
ルートを探そうと上流に目をやると、右岸側には池ノ岳へつながる大きな尾根が走っていて、そちらに向かう細かなルンゼがいくつも派生している。なんとなく楽そうに見えることもあってメンバーはみな尾根の登山道を使いたそうだが、自分としては最後まで忠実に詰め上げたい。なだめたりすかしたりだましたりして、長いルートを選ばせてもらった。
いよいよ水も枯れるという時、急に丈の短い草の斜面に飛び出す。目の前にはちいさな窪があって、ポタリポタリと水がしみだしている。見るからに最初の一滴っぽい雰囲気。最後のひと登りに入る前、気持ちよい休憩ができた。
この先の斜面は、藪漕ぎまったくなしの快適ルート。5分もかからず、池ノ岳山頂にある池塘・姫ノ池へ出る。池の向こうには平ヶ岳山頂も見える。ぴったり狙い通りの爽快な詰めだった。皆の笑顔も最高だ。 |
この池ノ岳・平ヶ岳の山頂エリアはゆるやかな湿地が広がる独特な地形で、木道がバッチリ整備されている。百名山ということもあって登山者は非常に多い。ところどころにはテン場があり、沢で出会ったパーティーがテントやタープを設営中だ。空き物件をさがしつつ木道を急ぐが、ほとんどキープされているようだ。あわや、山頂で宿なしか!と焦ったが、水場前の一等地を確保。
木製デッキなので、ゴロ寝すると最高に気持ち良い。風対策として担いできたシングルポールテントをセットし、あっというまに今宵の宴会場が完成だ。
「ここから10分くらいのところに、卵石っていうおもしろい場所があるみたいっすよ」
まだ日暮れには時間があるので一応提案などしてみるが「おまえなに言ってんだ??」的な空気で即却下。平ヶ岳のでっかい姿をバックに乾杯し、宴会になだれこむ。今日もそれぞれのザックからは、肉だの生野菜だの次々とでてくる。とても沢を詰めた後とは思えない豪華なメニューになった。 日が暮れると気温もだいぶ下がってきた。しかし、心配していた強風ではなく、ひんやりした空気がなんとも心地よい。こんな時、シングルポールテントは足元からスースーと風が抜けて寒いものなのだが、それは別に問題ではない。ほどよく寒いと、お湯割りや熱燗がうまくなってますます杯が進んでしまうことが問題なのだ。今日は念願の沢を気持ちよく詰めることができた。酒もまわってきて、今夜もみんな上機嫌。明日の下山にはたっぷり時間がかかる予定だが、そんなことは気にせずに深夜まで宴会は続く。隣の山岳会さん、ゴメンナサイ。
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二日目 朝からワサビなんぞ擦っちゃう豪華な食事
今日も元気に遡行開始!
今日も滝とへつりのオンパレード
フテ寝するイワナを発見
これが今回見た最初で最後のイワナ
今日も次々と滝が出てきます
恋ノ岐最大のアトラクション 50m大滝に取り付く
あと1段登れば終了
登ってくる庄野さんとタカさん
登り切ってキメのマニポーズ!
源頭の様相になってきた
落とし穴にハマったゲン
大した藪漕ぎもなく草原に飛び出す
恋ノ岐最初の一滴
詰めの湿原で記念写真
水場の前の絶好のテン場を確保
お疲れ様でした〜!
オシャレ系なツマミ
絶品ピータン
2日間の遡行をふり返り酒も進む
そして平ヶ岳の夜は更けていく・・・
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3日目
デッキ上での睡眠は快適で、みんな熟睡。スッキリと目を覚ます。朝食後のコーヒータイムをゆっくり楽しむタカさんを残し、空身の3人で平ヶ岳山頂を目指す。湿った草原を静かに流れる朝霧がなんとも幻想的でよい。山頂は宮様ルートからの登山者でにぎわっていたが、眺めもないのでさっさと引き返す。朝の散歩を楽しんだ後は、いよいよ下山だ。
昨日通ってきた姫ノ池までもどってから鷹ノ巣登山口に続く尾根へ入ると、10km以上もある下山ルートのはじまりだ。まずは、いきなりの急下降。左には恋ノ岐の緩やかな谷、右には大白沢の急峻な谷と、対照的な地形を楽しみつつ進む。
一気に400mも標高を下げた後、こんどはアップダウンをくりかえしながら5kmちかく稜線を移動しなければならない。せっかく下ったかと思えば登り返しがあらわれ、体力を奪われる。恋ノ岐でたっぷり楽しんだぶん、下山も長いというわけだ。稜線上は木が低く、燧ケ岳や会津駒ヶ岳などを眺めつつ歩けるのがせめてもの救いだ。このころには霧も晴れ、暑いほどの日差しも出てきた。あやうくひからびそうになったが、オホコ沢源頭の水場でたっぷりと水分補給し、先を急ぐ。 |
そんなこんなで3時間ほどかかって辿り着いた下台倉山。まだまだ先は長い。こんどは800mの急下降だ。木々の根が露出した樹林帯を慎重に下ってゆく。ところどころ切り立った岩盤などもあり、飽きさせないルートだ。姫ノ池から4時間半、ようやく登山口まで降りきった。おつかれさま!天気に泣かされっぱなしの今シーズンだったが、今回の3日間は一滴の雨も降らず。最高の仲間と共に、たまった鬱憤をぶっ飛ばす会心の沢旅ができた。しかも、計画変更のおかげで、ずっとチャンスを逃していたこの恋ノ岐川にひょっこりやってくることができ、大満足だ。
あ〜よかった、これで気分よくシーズンオフを迎えられる・・。
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3日目朝 100名山平ヶ岳に登頂
いよいよ下山 「天上の楽園」に別れを告げる
デッキから見た景色
恋ノ岐の核心? 長〜い下山が始まる
下山途中 我々が辿った恋ノ岐の水線が見えて感動
休憩中 この直後「サイドステップボディアタック事件」が起こった(笑)
ナイフリッジ的な〜
ようやく長〜い下山が終了 お疲れ様でした!
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