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報告 高橋 信博
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最近釣りの宴会でも雪山の話題になることが多い。以前は9月の禁漁が近付くと、「あ〜あ、早く春(解禁)になんないかな〜。」などと言っていたものだが、最近は「早く冬が来ないかな〜。」ってな感じなのである。
そんな我々を見てよほど雪山は楽しいと思ったのだろうか。この冬ゲンちゃんとケンジが雪山装備を一式揃えてしまった(決して強制ではありませんょ)。
それでは、と年末に企画したのが本沢温泉から硫黄岳に登るコース。初めての雪山にはうってつけの山だと思ったのだが、ついつい車中前夜祭が盛り上がりスタートが遅れてしまった。本沢温泉への道中では私が前週痛めた足が痛み出し、続いて庄司も腰が痛いと言い出し、2人はテントで留守番酒。結局山頂アタック組も時間切れで途中下山という結果に終わった。当然明日の早朝からリベンジ・・・となるはずもなく、松井田山岳会の越さんも乱入して大いに盛り上がったのであった。
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年末はまるっきり宴会になってしまった 楽しかったけどね
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さて、新年一発目は2人のためにも登頂最優先!杣添尾根から横岳を目指すぞ〜!
この時私は風邪をひいていて、結膜炎で右目が痛くて開けられないサイアクの状態だった。なんか最近ボロボロだな〜と思いつつ、まあかつては肋骨を折った3日後に秩父の沢に行ったし、蝶ヶ岳の時も風邪ひいてたけど2泊目には治ったし、今回も何とかなるだろ〜と気合いを入れ直す。
出発の準備をしていると1台の車がやってきた。「おはようございます!」とお互い挨拶を交わしたのだが、はてどこかで見たような・・・「あぶない探検隊」のホームページ管理人、庄野さんであった。庄野さんとは何年か前に山菜だかキノコでお会いしているのだが、大勢での会だったので、それほど会話はなかった。だが、何を隠そう、雪山を始めてからチョイチョイ庄野さんの山行記を覗いては、参考にさせてもらっていたのだ。
なんと庄野さんからも、「秩父の真ノ沢に行く時に参考にさせてもらいました。4人でフライパン3つっていうのには爆笑しちゃいましたよ!」とウレシイお言葉。
「今度は沢で宴会しましょう!」と固い約束を交わしたのであった。 |
車止めから別荘地の車道を横切りながら歩き、あずま屋のある広場からいよいよ山道へと入っていく。早めにテン場を決めて空身で山頂を往復する作戦だ。だが、しばらく登っても急斜面の樹林帯には、なかなか適地が見付からない。
なんとかテントが張れそうなスペースを見付け、そこを整地しテントを張った。ここでアイゼンを装着し出発。しばらく登った所に絶好の広場があり、その一等地に庄野さんがテントを張っていた。
森林限界を越えると一気に視界が広がる。左手に富士山、前方には赤岳から横岳へと続く主稜線・・・感動的な景色だ。暫し撮影会のあと、正面に見える三叉峰を目指す。杣添尾根は結構な傾斜で、上部では絶えず強風に晒されたが、無事三叉峰に到着。風の来ない赤岳側で昼食をとり、いよいよ主稜線を奥ノ院へ。三叉峰から無名峰のコルへ回り込むと、ものすごい強風だった。最後にハシゴの掛かった岩場を登ると、八ヶ岳2番目の高峰、横岳奥ノ院に到着。ゲンちゃんとケンジも初めての雪山登頂を堪能したことだろう。
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車止めにて 風邪と結膜炎で体調サイアク
今度はちゃんと登頂するぞ!
テント設営中 庄野さんが撮ってくれました
森林限界を越えると、赤岳がドーン!
富士山もバーン!
撮影中庄野さんも登ってきた 赤岳をバックに記念撮影
庄野さんと別れ、横岳を目指す
上に見える黒いのが三叉峰 上部はものすごい強風だった
三叉峰に到着 ここで昼食をとる
主稜線を北上し、横岳山頂(奥ノ院)に向かう
奥ノ院手前で撮影 後ろの登山者もちゃっかりポーズしてます
ハシゴのある岩場を登り詰めると・・・
来ましたよ〜!
横岳奥ノ院!
標高2,829m、強風の中でも遊びは欠かせない! これぞ渓美隊魂!
左から、赤岳・中岳・阿弥陀岳
阿弥陀北陵(右下から中央に向かう尾根)と下山路の中岳沢(中央左)
杣添尾根を下る
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テントに戻って盛大に宴会!と言いたい所だが、やはり風邪で(酒の)調子が今ひとつ。「少し寝る。」とシュラフに潜り込み、1時間後に見事復活!と思ったら、今度はケンジが「寒気がする、風邪かな〜。」とかなり辛そう。オレの風邪うつしちゃったかな、とやや責任を感じていたが、翌日ケンジから「インフルエンザでした。うつってたらごめんなさい。」とメールが・・・。狭いテントで一晩一緒に過ごした仲としては少々ビビったが、結局メンバーの誰にも感染しなかった。やっぱアルコール消毒がよかったんだろうね。
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今回は宴会がほとんどありません
呑んでる最中に具合が悪くなったケンジ なんとインフルエンザだった
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