報告 菊地 顕一



2015年9月1日現在、今シーズンは例年にも増して週末に仕事が入ってしまったり、渓美隊のメンバーとの都合が合わなかったりで未だ一度も渓に行けていない。渓流釣りを初めて20年近くになるが、禁漁が迫るこの時期まで渓に行けなかったのは初めてである。
数年前、シーズン最初から、まともに歩いてないうえに80リッターザックをパンパンにしながら行った渓で、ヘロヘロになりめっちゃバテてしまった苦い思い出がある。

今シーズン、あらかじめ予定した禁漁間近の2回の釣行に向けて、空いている時間を見つけては夏の間にせっせと足トレを行った。
幸い転勤先の甲府は南アルプスへのアプローチがバツグン。今回はそんな夏の思い出「南アルプス足トレ行脚」のレポート。

【南プス足トレ行脚 その1】 甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳


1泊2日で甲斐駒・仙丈の名峰2座へ  まずはバスで北沢峠から


長衛小屋のキャンプ指定地を起点に1日目は甲斐駒ケ岳へ   ヱビスビールあるってよ〜♪


長衛小屋から樹林帯を登り仙水峠を経て駒津峰  甲斐駒まであとひと息


甲斐駒ヶ岳登頂〜! 明日登る仙丈ヶ岳をバックに


下山はトラバースルートを使い摩利支天へ寄り道  古くから山岳信仰の山であったことを思わせる


下山後、まずは喉を潤す  「保毛尾田保毛男」じゃありません(古いか・・・笑)


テン場に戻ったらツマミをほとんどカラスにやられていて、小屋で補充する


2日目 仙丈ヶ岳を目指し早々と出発する


沢沿いの登山道にはまだ雪渓がチラホラあった


馬の背の稜線を進むと藪沢カールが見えてくる  テンション上がります!


日当たりの良い広々とした場所に建つ仙丈小屋


ひと登りで仙丈ヶ岳へ


小仙丈ヶ岳経由で下山  振り返り仙丈ヶ岳を望む


下山後はやっぱりヱビスビール!名物「黒カレー」で腹ごしらえをする

【南プス足トレ行脚 その2】 白峰三山縦走


昨年に続き今回も北岳登頂の往路は八本歯のコル経由で  池山吊尾根分岐へザックをデポし空身で登頂


1日目のテン場は眼下の北岳山荘  間ノ岳側の台地が静かで落ち着けます!


2日目も快晴! 白根三山2峰目、広く平な山頂の「間ノ岳」登頂〜♪ 


常に左手に富士山を眺めながら進む縦走路


間ノ岳から岩稜のジグザグ道を下り農鳥小屋へ  名物の小屋番さん、めっちゃ優しかったよ!!


西農鳥岳への登り返しから振り返る  やっぱ南アルプスは山容がデカイ!


北岳、間ノ岳をバックに3峰目「農鳥岳」ゲッツ!!


右手に塩見岳、遠くに荒川岳が見える  いつか仙塩尾根からロング縦走してみたい


大門沢下降点にある黄色い鉄塔


長く急な下降が始まる


2日目は大門沢小屋のテン場でマッタリ過ごし翌日下山する

【南プス足トレ行脚 その3】 鳳凰三山縦走


甲府から登山バスに乗り1時間ちょいで夜叉神峠登山口


登山口から樹林帯を約1時間登った夜叉神峠に建つ夜叉神峠小屋   あたりはガスって展望なし


4時間弱で苺平  今宵のテン場の南御室小屋まではもう少し


開けた樹林帯の中に建つ南御室小屋  テント泊は小屋左手の広場にて


鳳凰三山縦走1峰目の薬師岳までもう少し


薬師岳直下に建つ薬師岳小屋  水場はナシ、雨水利用とのこと


薬師岳小屋から砂礫の斜面をひと登りで薬師岳山頂


観音岳へと続く砂礫の稜線


観音岳山頂  大岩の上に登ると展望よし!


長いあいだ風雪に耐えた樹木  自然の芸術品


恐竜?ゴジラ?  こちらも芸術品



稜線を離れ地蔵岳へ  周りはガスガスで何も見えず


賽の河原からオベリスクを望む  ガスの切れ間になんとか今回の目的のひとつを果たせた


オベリスクを背に急な砂礫の斜面を下る  この場所は甲府市内からでも確認できる


樹林帯の中にひっそりと建つ鳳凰小屋  小休止して冷たい水で喉を潤す


下山は御座石温泉へ  温泉で汗を流しビールを飲んだあとバスで韮崎駅へ向かう