報告 高橋信博


毎年楽しみにしている梅雨明け釣行。今年は2泊3日で泳ぎの沢を予定していたが、どうやら金曜日の天気が荒れそうな予報。ギリギリまで調整したが予定の沢は無理と判断、げんちゃんと相談のうえ、土日1泊で奥利根の沢を目指すことになった。

車止めに着くと千葉組はすでに宴の後。みっちゃんと小僧を叩き起こして前夜祭に付き合わせる。
みっちゃんは元・千葉軍団の親分で、かつて「ネオプレーンの肌を持つ男」「土俵の鬼」もとい「渡渉の鬼」などと呼ばれた屈強なオトコ…だったのだが、ここ数年すっかり山から遠ざかっている。今回も「1泊大賛成!」とか、「昔のオレと思わないでね。」などと弱気発言を繰り返していたが、果たしてどうなることやら…

そのまま3時過ぎまで呑んで仮眠、7時過ぎに車止めを出発。うだるような暑さに喘ぎながら、10時に目的の沢に降り立った。前日の雨で水量は多く、まだ濁りが取り切れてないようだったが、何とか釣りにはなりそうだ。遅い出発は減水のタイミングを見越しての緻密な計算によるものだったのだ(ほんとよ〜)。


みっちゃんとは久しぶりの同行


猛暑の中を3時間  ようやく目的の沢に降り立つ


「ネオプレーンの肌を持つ男」 渓に参上!

先行者もいないようなので、竿を出しながら遡行する。ゲンちゃんのルアー、自分のテンカラにボチボチ掛かるが、いずれも型が小さく、たまに8寸が出る程度。
やがてみっちゃんの「早く休みたいセンサー」が、樹林に隠されたにナイスなテン場を見つけ出した。手早くタープを張り、釣りの準備を始める。が、みっちゃんが動こうとしない。
「オレは〜ほら、蒔集めたり宴会場作ったり、忙しいからみんなで釣ってきなよ〜。」とまるで行く気なし。仕方なく3人で出かける。

上流部は美しい滝の連続する明るい渓相で、いつかじっくり魚止めを目指してしてみたい沢だった。イワナの型は相変わらずだっかけど…

テン場に戻るとてんこ盛りの蒔と完璧な宴会場が出来上がっていた。


竿を出しながらテン場を探す


リリースサイズが多く たまに8寸


ゲンちゃんのルアーにもヒット!


みっちゃんセンサーが見つけた極上テン場


3人で上流部を探る


釣った ⇒ 釣れた ⇒ 釣れちゃった ・・・ まだまだ修行が必要


きれいな滝が連続する渓相


野人ではありません  薪を集めて出迎えてくれた「みっちゃん」です


ではでは、カンパイ!


イワナの刺身に本わさびを添えて


みっちゃん作 「ボリュームたっぷりハンバーグ」


ゲンちゃん作 「ヒレ肉とズッキーニのカツ」


寒くて焚火の前で2次会  今頃下界は暑いんだろうな

今回はテン場守に徹していたが、ひとつだけ「やっぱみっちゃんはスゲェな〜!」という出来事があった。
火のついた炭を素手(前足)で持つという、往年のみっちゃんを彷彿させる荒業だった。
ここに「肌がネオプレーン」に加え、「手が皮手」というキャッチフレーズを進呈し、これからは「ミッツカワグローブ」と呼ばせていただこう。

「最後にいい思い出ができたよ。」とか言ってないで、また一緒に行きましょ!



朝飯のおかず、多すぎでしょ


下山


紫陽花満開


いい沢だった   でも帰りも暑過ぎ〜(_;)