報告 尾亦 幸生


6月に入り梅雨らしい天気が続いているが、梅雨の晴れ間を利用して、自分としては1年ぶりに一泊での釣りに行ってきました。
深夜3時に車止めに到着するとすでに2台の車が止めてあり、挨拶を交わし早速出発の準備にとりかかる。どうやら皆さん考える事は一緒のようだ(笑)
今回はのんびり予定なので慌てる必要はないのだが、下流はあまり釣れそうもないので明るくなるまで少し歩くことにした。

久しぶりのデカザックにヨタヨタ振られながら歩いているとすぐに明るくなり、どうやら予報通り今回は天気の心配はなさそうだ!
そろそろ良さげなところにだけ竿を出してみるか!ということで、今回の第一投目を譲っていただき緊張しながら毛鉤を振り込む。「異常なし!」というか、自分の試し釣りではあてにならないという事がこのあとイヤというほど思い知らされるとは、この時はまだ微塵も感じていなかった。
先に進むと今回最初の一匹目を隊長が早々に釣り上げている!続いて貝好さんにもキター! 新人のヂュンには悪いが 順番でいくと次は自分だな(ニヤリ)…が、なかなか釣れずにいると後ろから隊長が一言「おまちゃん、ヂュンも釣ったよ!」  ナ二ィ~?振り返るとヂュンがガッツポーズで答える。ヤバい…過去に何回か経験がある『自分だけボーズ』の記憶が鮮明に甦る(汗)

その後も優先的に竿を出させてもらうが、皆は釣るが自分はゼロ、、、、
「次にまばたきしたら絶対に涙がこぼれる…」心の中でそう思ったその時、ようやくなんとか待望の1匹を釣ることができた(リ、リリースサイズですがなにか??魚は小さいが1匹とボーズの差はデカいんです!)
その後もボーズのプレッシャーからは解放されたが魚を追加することはできず、テン場予定地に到着してしまった。
泊まりの準備を整え終えたが時間はまだ13時。ヂュンと二人で支流の沢に出かけることにした。ここでも自分の流した後からヂュンに釣られたりと、先輩としていいとこ無しで釣りは終わってしまった。


激戦区の為、しばらく歩いてから竿を出す


今回最大の泣き尺


貝好さんもゲット


さあ、あとはオレとヂュンだ


あれ?ヂュンが・・・(゚Д゚;)


過去2年の悪夢が蘇る💦


がんばれ、オレ!


あとで撮った支流の写真だけど・・・え?イワナが見えてないって!?


アップにするとほら!  ちゃんといるもんね~♪




釣り場は足跡だらけ  今回はこのサイズが多かった

少しは先輩としていいとこ見せようと魚の捌き方でも教えようと「ヂュン、こっちで魚絞めようぜ!」と魚籠から魚を取り出した次の瞬間 「あ〝~~、ゴメンナサイ、さ魚が~~」なんと自分の手から滑り落ち、イワナが逃げて行くではないか(汗)それを捕まえようと慌てて手を伸ばすと手前に置いてあった魚籠を引っかけてしまいもう一匹逃げ出してしまった。パニックになっている自分の横からヂュンが手を伸ばし何とかそれを捕まえてくれた。
1匹逃がして落ち込んでいる自分にヂュンが優しい言葉をかけてくれた(泣)
本日2回目の涙がこぼれそうになった瞬間だ…。

まー今日はいいとこ無しだったが、宴会が始まればそんなことも吹き飛んでしまう!
今回もイワナの刺身にありつけ(自分は釣ってないけど)、肉あり、焚き火ありの楽しい宴会が日付けが変わる頃まで繰り広げられたのだった!て、皆さん前日の朝から起きっぱなしで大丈夫なの? 毎回渓美隊メンバーのタフさにはいつも驚かされる。
翌日も朝から天気もよく昨日のダメ振りもすっかり癒され、じゃー洗いもんでもするか!
っと、ヂュンに「ヂュン、最初にこうやって水につけて流した方が楽だよ!」とやって見せようとしたその時、「あ〝~~!皿が~~!」皿に入れた水だけ前に飛ばそうとしたのに、皿ごと放してしまった~(汗)
どんぶらこ~どんぶらこ~と流れていく皿をまたヂュンに朝から靴下を濡らして取ってもらい事なきをえたのだが、これでは教えているのか、邪魔しているのかわからない…。
と、まぁ今回はいいとこ見せようとした結果、ダメダメなところばかりだったが、次回までにはもう少し使える男になっときますので、ヂュン、ダメな先輩だけどこれからもよろしくね!


あと一言だけ付け足しときたいのですが、私は釣りが下手なのではなく、「人とイワナにやさしい」釣り人なのです!!(泣)


良いテン場も見つかり「カンパ~イ!」


刺身


タコ刺し


トマトにチーズを乗せて


絶品ホルモン


キャベツの塩昆布和え


ワタシが作りました


「おお!尺上入れ食いだぞ~!」←夢見るオヂサン


朝のテン場



朝メシ食って下山