報告 尾亦 幸生


毎年恒例の「小林師匠と行くテンカラ釣行」に行ってきました。
本当は先週の予定でしたが,小林師匠と自分は私用ため参加出来ず、他のメンバーは長野県北部・新潟県の地震発生により、群馬の渓に転戦したのでありました。
今週は隊長とヂュンで日帰りの予定だったそうですが、ヂュンの釣欲は治まらず(笑)1泊に変更ということで、先週不参加だった師匠と自分にも声がかかったのでした。
急遽決まった釣行なので参加メンバーはいつもより少ないのですが、それが自分にとってはテンカラ釣りの指導を独占できる大変ラッキーな釣行になりました!

今年は雪解けが早くテン場予定地までは難なく到着することができたが、例年ならばあるはずの食べごろのウドなどの山菜はほとんどが大きく伸びきってしまっていた。
今回はできるだけ釣りの時間を長くしたいということで、テン場をいつもより下流に予定し、とりあえず荷物をテン場にデポし空身で上流に向かう事に。

本流に降り立つと3人パーティが朝食を済ませ、あと片付けをしていた。
先に下りていた師匠が話をすると、昨日は天気が悪く釣りにならず、今日は上流に釣りに行きたいとのことだった。軽く挨拶を交わしとりあえず先行させていただく。
少し上流に行ってから竿を出すつもりだったのだが、ポイントを見ていたら我慢出来ずにちょっとだけと、一人また一人と釣りの準備をしはじめる(笑)
すると今回は幸先よく1尾目を釣り上げられたので心に大分余裕ができた。
2尾目を釣り上げたところにヂュンが後ろから来たのでイワナを見せびらかせプレッシャーをかける(笑)
「まだその先やってないからどうぞ~!」とヂュンに余裕こいてポイントを譲るとなんとそこでヂュンが尺上を釣り上げた!(汗)
その尺上の写真を撮りながら「この魚O、Ⅿ、Tって書いてない?」などと冗談を言っていると、下流から先ほどの3人組が上がってきた。

3人組に先を譲ると、正直今日の釣りは終わったと自分は諦めモードに入っていたのだが、この人達のやる気は違った。そう、小林師匠と隊長だ!
とりあえず時間をあけようと支流で竿を出す。自分は戦意喪失で日向ぼっこをしていると隊長が尺上を釣り上げる!(流石隊長!持ってる人は釣るのねぇ~)そのあと少し遊んでから、そろそろ行ってみますかと本流を釣り上がる。
すると師匠がいきなりイワナを釣り上げる!それを見てやる気が出た自分も竿を振ってみるが釣れず、師匠の近くに行き教えを乞う。すると師匠が「ちょっと貸して!」と自分の竿を手に取り振り始める。
するとすぐにイワナを掛けて「ホイッ」と僕に竿を返す。師匠カッコ良すぎませんか!
そのあとも師匠は凄かった!

自分が深場で粘っていたのだが、その上流の深場で釣っていた師匠が竿を絞っている!
上がってきたイワナは今釣行最大の3つ口した34cmの厳つい顔をしたイワナだった!
師匠が竿を出す前に5人は歩いている筈のポイントから、まさかそんなイワナが釣れるなんて!
自分が「魚が見えてたんですか?」と聞くと「いや見えてなかったよ。」と。
まさにイワナを深場から引きずり出して釣ったという感じがした!

そのあとも師匠に張り付き、いろいろなことを教えてもらったが、それを理解し実践できるようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。師匠のように魚が釣れるようになれば釣りはもっと面白くなるんだろうなぁ~。
先に進むと隊長もしっかりとイワナをキープしていた。

上流に行っていた先行者3人組が下りて来たので、釣りは終わりにしてテン場に戻ることに。テン場を下流にしたので戻る距離が長く、自分は途中から少しバテぎみだったのだが、先頭を歩く師匠の足取りはまだまだ衰えを知らない!


相変わらず健脚の師匠


今年は早々に2尾を釣り上げ余裕綽々だぜ!


余裕こいてヂュンにポイントを譲ると・・・「おい、尺上か~い!」


隊長はジャスト尺!


先行者も何のその


師匠が釣る!


ここぞとばかりへばり付き教えを乞う


山菜を見つけ斜面を駆け上がる師匠  う~ん若い!


何やら大物の予感・・・


お茶目ポーズで34cmゲット!


見事な魚体!


師匠みたいになれるようがんばります!


先行者が戻ってきたので釣りは終了  テン場へ戻る

テン場に戻り先ずはビールでも冷やしましょう!と網にビールを入れていると、「これもお願いします!」と師匠が差し出したのは350ml缶6本!
自分が持ってきた酒の量よりはるかに多い(汗)。本当に今年71歳ですかぁ?
料理もそろい宴会が始まり、疲れた体にいい感じに酒がしみわたる。
今夜も釣り談義で話が盛り上がり、さらにこれからいい話が聞けるぞ!というところで自分は睡魔に負け寝てしまった。

朝食を済ませ師匠と隊長は先に下山し、ヂュンと自分は少し釣りをしてから下山することに。昨日師匠に教わった事を復習しながらやってみようとするが、そうは簡単にできない。それでも何尾かのイワナが遊んでくれた。
今回は普段あまり一緒に釣りにいくことが出来ない小林師匠にべったり張り付き釣りをすることができ、大変ラッキーな釣行になりました。

師匠まだまだこれからもテンカラ釣り、いろいろ教えて下さいね!


お疲れ様でした、カンパイ!


疲れた体には肉!


肉!


肉!


そして肉!


小林彰70歳  違いのわかる男・・・



そして朝・・・




朝食後 先に下山する師匠と隊長を見送る


ヂュンとふたりでしばし釣りを楽しんだ