報告  尾亦 幸生



今回は久しぶりに2泊での釣りに行って来ました!
毎年2泊予定の釣行には最低1回は参加しようとエントリーはしているのだが、ここ2年は天気に恵まれず行けていなかった。今回も天気予報は微妙な感じで、もしかして僕って雨男?と思っていたが、それは決して口にはせずダンマリを決め込んだ(汗)
しかしそんな予報の中、ギリギリまで隊長や先輩方が何とか天気が持ちそうな場所を見つけてくれ、今回の釣行は叶う事が出来ました!
出発当日の夜ヂュンが迎えに来てくれ、他のメンバーとの待ち合わせ場所に向かう途中、車の中での会話で、もうヂュンが渓美隊に入って5年になると聞いてビックリ!時の経つのは早いもんだ。ヂュンの釣欲は衰えるどころか増すばかり!釣行回数も半端ない!どうりで上手くなるわけだ。
他のメンバーと合流していざ目的の川へと向かう。

車止めの駐車場に着き軽く吞んでいると、天気が微妙な事もあり皆からネガティブな発言が出る。「どこか近くにいいキャンプ場ないかな~?(笑)」「たまには観光もいいよね~。」などなど、どこまで本気で言っているのか分からないのだが、この人たちと遊んでいると偶に本当にそうなるときがある() そんな話をしていると雨が少し降ってきた。
すると隊長が、本降りになると準備するのが嫌になってしまうので、準備して出かけようと提案。皆準備に取り掛かり、無事予定通りに出発することになった。
今回のアプローチは登山道を使うのだが何年か前から廃道になっており、途中草に足を取られたりするものの順調に進んでいく。しかし途中から休憩の度に体のあちこちが痒くなってきた。
ケンさんの首が何かの虫に刺され真っ赤になっているのを見て、それまで暑くて半袖でいた佐藤くんと自分は長袖を着込む。この虫刺されが今回最後まで厄介なことになることとはこの時はまだ誰も気付いていなかった。

テン場予定地に到着しタープを張り終え、釣りに出かけることに。
しかし期待に反して魚が釣れない。釣れないどころか魚影も見えない。
嫌な空気になりかけたころにケンさんが釣り上げる!その後佐藤くんも釣るが、またしばらく沈黙の釣りが続く。僕に至ってはもう諦めモードになっており釣る気など消え失せていたが、隊長の集中力は切れる事なくこの渋い中、少ないチャンスをものにして、しっかりと結果を出した。結局この日僕とヂュンはボウズに終わった

テン場に戻り着替えをしていると皆の体の異変に気付く。腕から足まで異様な数の赤いブツブツがあるではないか(汗)そう、来るときに刺されていた虫の正体はチャドクガの毛虫だったのだ。その赤い点々を見た途端に急にもの凄い痒みが襲ってくる。
痒みに耐えながら宴会の準備に取り掛かるが、良くも悪くも今日は魚が少ないので宴会の準備がすぐに整ったので良しとしよう。
飲み始めると、一段と痒みが増しムヒを塗りながら酒を飲む(汗)
しかし前日からの寝不足もあり、僕は早々に眠りに着いたのだった(いつもの事です)。


廃道と化した登山道を行く


気付いた時には全員毛虫の餌食に(泣)


テン場設営後、釣りに出かけるも・・・








釣れない、暑い、痒いの三重苦にフテ寝する一同


「明日があるさ」とヤケクソで乾杯!


ツマミはたっぷり


「コンビーフとフライドオニオン」のツマミ系パスタ


青森名物「ニシンの切り込み」


菊地副隊長持参のワインをいただく


ジャガイモのコンビーフ和え


レンコンのきんぴら


ホタテ~


酒が回ると痒み倍増(泣) 明日は頑張ろう

2日目は朝から天気が良い!
朝飯をサクサク済ませ、昼飯の弁当も詰め込み釣りに出かける。

山道を歩くのは嫌なので、川通しで昨日の納竿地点の先から釣り上がることに。
昨日ボウズで終わったヂュンと僕に「釣れるまで先に竿を出していいよ!」と先輩方から優しいお言葉。だが、釣れていない二人にはかなりのプッレッシャー(汗)。
では、お言葉に甘えてと準備をするものの、期待はせずに、だが早くボウズから抜け出したいと言う気持ちで今日の一発目をやらせてもう。
すると2投目に当たりが!合わせを入れると昨日のボウズはなんだったの?というぐらいあっけなく1匹ゲット!これでとりあえずプレッシャーからは解放された。
今日はイワナの活性が良いのかな?俺に続けとばかりにヂュンに先を譲る余裕(笑)
しかし調子が良かったのは朝の1発だけ、その後は昨日と同じ状況でヂュンは更に凄いプレッシャーの中で釣りをする事になった。

しばらく先行して釣っていたヂュンだがあまりの渋さに心が折れ、とりあえずギブと先行を譲る(他のメンバー全員に見られながらの釣りは相当プッレッシャーだったろう)
その後も厳しい状況が続き、場所によっては三人続けて釣れたりする場面もあったりはしたが、後が続かず状況に変わりはなかった。やがてヂュンも根性でイワナをゲット!
ゴルジュ帯に入っても状況は変わらず。やがて、高さはそれ程でもないが、流木の重なったちょっと嫌らしい滝があり、越えるのは良いが帰りが面倒くさそうなことと、この先も状況は変わらなそうだったのでここで釣りを止める事にした。
テン場に戻り、のんびりするがやたらと暑い。たまらず裸で水浴びをするが、体の赤い点々を見たらもの凄い痒みがぶり返してきた。そういえば不思議なもので釣りをしていた時は皆痒いとは言ってなかったなぁ(笑)
宴会に突入するにはまだ時間が早過ぎるので皆それぞれのんびりと時間を過ごす。

それでも夕方前には時間をもてあまし誰からでもなく、そろそろやりますか!と宴会の準備に取り掛かる。渋い釣りだったが今夜はイワナも食べる分には困らない数はキープ出来た。他にも皆が持ち込んだつまみが次々と並べられる。乾杯をし、飲み始めると皆エンジン全開絶好調!昼間のんびり体力温存したお陰でいつもに増してハイテンション↑↑
佐藤くんが鼻歌まじりで吞んでいるとケンさんがアカペラで加わり、スマホに入れてある曲を流してみんなで大合唱(笑)。それにしても技術の進歩は速いもんだ。
ちょっと前までは皿を叩き、歌い盛り上がっていたのに、今ではスマホがあれば、こんな山奥でも好きな曲が聞けるのだから。極めつけは、都はるみの曲をBGMに寿司を握る隊長の姿が、ガチの寿司職人の雰囲気をかもし出し、正に「大衆割烹高はし」そのものだった(笑)

こうして今夜も楽しい夜は更けて行った。


山道(毛虫)を嫌い、昨日の続きを全員川通しで


いきなりヒット!


今日は爆釣かぁ!?


その後が続かず・・・


たまに釣れると盛り上がる・・・その繰り返し


ゴルジュ帯を進むも釣果は変わらず


とっととテン場に帰りましょ






おまちゃんが跳ぶ!


ヂュンも跳ぶ!!




「あ~痒い!」 2日目もヤケクソで乾杯!


「サバ缶&マヨしょうゆ」のツマミ系パスタ


桐生のソウルフード 「子供洋食」


イワナの蒲焼き風


しょうが焼き


ホルモンうどん


シースー仕込み中


イワキュー巻き

3日目も天気は良く朝飯を済ませ撤収に取り掛かる。
痒みは全然収まらず、この時には持っていたムヒも終わってしまい最悪の状態だった。
お世話になったテン場に礼をし、下山開始。チャドクガにやられた道を再び戻らなければならないので、テンションはダダ下がり。

しかし、しばらく歩いたところで隊長と佐藤くんがトンビマイタケを発見!初めて見るトンビマイタケにテンションが上がり収穫のためにみんな木の根元に飛び込む!ゲット出来たのは良いのだけど、その後みんなで体のチェックをするとやはり小さい毛虫が服に付いていておもわず体に鳥肌が立つ。
無事車に戻り着替えを済ませ、最寄りの日帰り温泉に行ったのだが、メンバーみんな赤いブツブツがあるので、知らない人が見たら、かなり気持ち悪い集団に見えたかも知れない。(自分で見ても本当に気持ち悪かった)

その後ドラックストアに寄り、店員さんに駆け寄り腕を見せると、「え~!皆さん全員ですか~?これは酷いですね~!!」と言いながら一押しの薬を教えてくれた!
薬をゲットし、ヌリヌリを繰り返しながら無事に今回も家まで帰る事が出来ましたとさ!
店員さんありがとう!!

(ん?こりゃ何のレポートだ??次はもう少し釣りネタが書ける様に頑張りま~す(汗))


帰路、毛虫にビビりながらもトンビマイタケを発見!


この時、おまちゃんの背中に毛虫がウジャウジャ(恐わ~)


やっと毛虫から解放された


全身ブツブツ軍団 ドラマ「BG」風に誤差なしっ!!